子どもの自己肯定感はママの独り言や、子どもへの声掛けが影響します。
大人は、一日5万回も頭の中で独り言を言っているらしいです。
朝目覚めてから、「もう6時か」「あと5分寝たい」「もう起きなきゃ」
無意識にどんどん言葉が頭に浮かびますよね。
その思考のくせや基礎は子どもの頃に構築されるといわれていて
特に6歳までの未就学児までの経験が影響するようです。
自分が園児だったころ、赤ちゃんだったころの記憶はあいまいですよね。
数えるくらいしか記憶が残っていない時期でもありますが
思考の基礎となる大事な期間なんだそうです。
ところで、
1歳の歩き始めから園児さんくらいの子どもは、とにかくよく転びます。
まだ、体が未発達なので
股関節・膝・足首・つま先が連動して動くことが難しく
ペタペタ、よちよち歩きです。
つま先が上に上がりにくいこともあり
小さな段差や石につまづきやすいですよね。
子供が転んでしまって、泣いちゃった!
ママは急いでいる。ここでグズグズ言われたくない!
そんな状況の時、子どもになんて声をかけますか?
①あ~、痛かったね~
②大丈夫だよ~、痛くない、痛くない
どちらの言葉を使いますか?
①は子どもが痛くて泣いている事実に対して
同じことを言ってあげてます
②は子どもが痛くて泣いている事実を
これは痛くないんだよ、と教え安心させようとしています
どちらがいいと思いますか?
↓↓↓↓↓
事実は、事実で返してあげてくださいね。
痛かったよ~と泣いているのなら
「痛かったね~」でいいのです。
言葉がしゃべれない子どもも一緒です。
表情や態度を合わせてあげてください。
「お母さんは、私のこと、わかってくれている」
これを感じさせてあげる事で
子どもの自己肯定感がアップします。
②は、お母さんの価値観ですよね。
安心させてあげたい気持ちはとってもわかります。
そして、私も時々言ってしまう事も!
(言ってしまったとしても、あとで修正をすれば大丈夫!)
これが、【転んだ】とかではない時・・・
もう少し大きくなって
子どもがやることにたいして、お母さんの価値観を伝えてばかりいたら・・・
「お母さんに言われるから、やりたいことあるけど言うのをやめよう」に
繋がる可能性があります。
でも、
でも、
やっぱり親心でアドバイスや、こういう選択をしてほしい、って言いたくなりますよね。
そんな時は選択肢を5つくらい出してあげて選ばせる、というのも一つの案だし、
親の気持ちを伝える前に
子どもの気持ちをしっかり聴いて、認めてあげる
という行動があると、
子どもも親の意見を聴きやすくなるし、納得して行動してくれるようになります。
日本の子どもの自己肯定感は、アメリカ・中国・韓国と比べてとても低いと言われています。
高校生くらいの子供が、自分はダメな人間だ、と感じたり
のんびり暮らしたいと感じている子が多かったり・・・
なぜ、こんなに疲れてしまっているのでしょう・・・
もっともっと、心と体の土台の部分をはぐくむ生活環境が必要だと感じます。
というわけで、
お子様が転んじゃった!痛いって泣いている時は
「あ~痛かったね~~~~」って一緒に悲しんであげてください!
親子のコミュニケーションや夫婦のコミュニケーションのお話しなど
具体例を挙げながらみっちりお話しするのは
産後トータルケア6回コースです。
論理的にお伝えするので、応用がしやすく
その日から子供と夫、ママ友、お姑さんなど周りの方に使えるワザがたくさんです。
まとめ
子どもの自己肯定感は、ママの独り言や子どもへの声掛けによって決まります。
それはなんと0~6歳。
コミュニケーションの第一歩は、まずは気持ちや態度を合わせること。
親の気持ちを伝える前に
子どもの気持ちをしっかり聴いて、認めてあげましょう。
これは、未就園児だけではなく
0歳の赤ちゃん~大人になるまで使えます。
特に小学校高学年~高校の思春期の時期や進路選択の時期は
特に意識してコミュニケーションを取ってくださいね。
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